暑い夏、2011年以前のiMacはご注意を

ご覧頂きありがとうございます。
今回は修理記録ではなく、コラムになります。

この記事を書いている時点(2019年)で例年以上の猛暑が日本列島を襲っていますが、当店の所在地北海道ですら連日の30度超え・熱帯夜ということで人間にもパソコンにも厳しい環境になっております。
旧モデルのiMac(Late2009~Mid2011)は本体がとても熱くなることで知られています。
ボディそのものでも放熱する仕組みのため本体上部が異常に熱を持つのですが、元から放熱・排熱能力などに不安を抱えている機種であり、気温が高くなると当然冷却効率が落ちて、よりパソコン内部に熱がこもっていくわけです。
この状況が続き、例えば熱暴走(CPUの加熱による処理停止)で一時的に使用できなくなるのであればまだいいのですが、発熱源であるグラフィックボードや電源ユニットが熱で故障して動かなくなるのも夏場が多いようです。

対策としては、内部清掃により通気効率を上げる、涼しい部屋で使用する、強い処理負荷をかけない、USBファンや扇風機などで風を当てるなど、発熱量を減らすことと空冷による強制冷却を行うのが常套手段です。
当店でも夏場の設定作業や動作確認の際は、小型送風ファンで本体下面の吸気口と背面上部の熱くなる部分に風を送って強制冷却を行いながら作業をしております。
(内部のホコリ等は分解時に除去)
稀に冷やすために保冷剤やドライアイスなどを利用する方がいるのですが、冷たすぎるものは結露を起こすために内部回路のショートによる故障率を高めてしまいますので、この方法は絶対に避けて下さい。

それでも壊れてしまった場合、一度ご相談いただければと思います。
通常時当店では電源ユニットと一部のグラフィックボードを在庫しておりますので、機種によっては比較的短時間で修理可能です。

DELL INSPIRON15 3000 電源が入らない

ご覧頂きありがとうございます。
今回はWindows機、DELLのノートPCの電源が入らないという症状です。
通電しているのは間違いないのですがボタンを押しても起動しません。

一つ気になったのは、電源ボタンを押した際の感触でした。
押下されているのですが、このタイプのボタンで通常感じるカチッと言う感触がありません。
電源ボタンに異常があるようなのでまずは分解して確認します。

直接基板のボタン接点を動かすとカチッと言う感触がありました。
再度ボタンを組んでから押すと感触がありません。
恐らく電源ボタン側の破損、具体的には押し込み長さが僅かに足りずしっかり押下できない状態になっていると考えられます。
ボタン単体での交換もできますが、予算と所要時間を抑えたいとの要望でしたので速乾性の樹脂を使用して嵩増しを行いました。
(このあたりは画像を取り忘れました)

組み直して電源ボタンを押したところ、カチッという感触とともに無事電源が入るようになりました。

※プライバシー保護のため画像は修正しております

ボタン関係は反応が悪くなるとつい強く押したくなるのですが、それで症状が悪化する事もありますので、あまり強い力を加えないようにしたほうがいいですね。

MacPro Late2012 電源ユニット交換

ご覧頂きありがとうございます。
今回はMacProの前モデル、Late2012の修理です。

ある時、電源ボタンを押しても全く動かなくなったそうです。
店頭で確認した際もランプ点灯などもせず、通電している感じは待ったくありませんでした。
電源故障の可能性が非常に高い状況です。

電源ユニットを交換します。

交換後、電源ランプが点灯、起動しました。

古い機種で部品が入手困難であっても修理できる可能性があります。
お困りの際はご相談下さいませ。

PowerMac G4 QuickSilver 電源ユニット交換

ご覧頂きありがとうございます。
今回のご依頼は通電しなくなったPowerMac G4 QuickSilverです。

お仕事の関係で古いアプリしか使用できないなど色々な事情があり、今でもOS9が動作するG3、G4世代のMacを使用している方も多いと思います。
こちらのご依頼された方は新しい機体も所持しているのですが、仕事の事情で古いデータの閲覧や出力に必要なため使用しているようでした。

ケースを開放して内部確認しながら検証しましたが、コンセントに繋げてもロジックボードに電力供給されていないようです。
ほぼ電源ユニットの故障で間違いないと思われましたので、ユニット交換での対応となります。
なおPowerMacは一般のタワーPC同様ケース開放が簡単なのでご自分でもパーツ交換などは可能です。
ただ現在はパーツ自体が入手困難になってきており実作業よりもパーツを探す時間のほうが長くなりがちで、パーツも年数的に状態の良いものが少なくなっています。
今回は幸いなことに、中古ですが比較的状態の良い同機種の電源ユニットが入手可能でした。

部品が届き、早速交換して動作を確認します。
ロジックボード上のLEDが点灯し、通電していることがわかります。

OSも無事に起動できました。


その他動作を確認し、経年的にHDDやボード上のFANなどに劣化は見られたものの大きな問題もなく返却となりました。

部品が入手できる状況であれば2000年代前後に販売された古いMacでも対応可能な場合があります。
また今回は見送っておりますが、この辺りの機種ではHDDも寿命に達しているか寿命に近くなっているので、交換・載せ替えは早めに行うべきかと思われます。
気になる方は気軽にお問合せください。

iMac20インチ Early2009 電源ユニット交換

ご覧頂きありがとうございます。
今回はiMac20インチ Early2009モデルの電源ユニット故障修理です。

実はこの修理とほぼ同じタイミングで複数同じ修理をご依頼頂きました。
全て9月6日の地震の影響で起こった停電から復旧したタイミングで故障した模様です。
なお、全ての修理品が停電時にスリープになっていたようで、復電時に起動しなくなっています。

こちらの修理品は復電後1度動いたので使用後に電源を落としたそうですが、再度起動しようと思ったら電源ボタンを押しても反応がなくなったというお話しでした。

電源ボタンを押してもファンなどに通電しませんので、分解してロジックボード上で電源ボタンの端子をショートさせて見ました。
残念ながら動きません。
ロジックボードまでは通電していましたが、診断ランプの状況を見るとどうも電力供給が安定していない様子です。
電源ユニットのコンデンサーなどが劣化していると考えられました。

取り寄せた電源ユニットと交換します。

外した電源ユニットはやはりコンデンサの劣化が見られました。

交換後、問題なく動くようになりました。

旧型のモデルはほぼ中古部品での修理となりますが、取り寄せができるものは修理が可能です。
ご不明な点があれば気軽にお問い合わせください。